概要
ORIBIO(オリビオ)とは、Origin Bio(オリジン ビオ)の略。
Origin(原点)と、欧米の諸言語の語幹でもある、Bio(生命、生命のある)から作られた言葉で、生命の源、根源に基づく、生まれながらにして備わっている性質、良心に従って行動することを追求するライフスタイルなので、ORIBIOスタイルとも呼ばれる。
源を追求しつつも、過去に戻るのではなく、時代の進歩に合わせた柔軟な多元的観念を持ち、本来の人間の在り方を追求すること、また、それを実践する人。食生活のスタイルである「根源食」そのものを指して使われることも多い。
根源食
大前提として、生きている動物は【生き物】であり、【食べ物】ではないという発想に基づく。
ORIBIOスタイルの食は、「根源食」と呼ばれる。
・食生活
具体的には、鳥獣の肉・魚介類・卵、(ラード、ゼラチン、肉エキス、鰹節・鰯(煮干)・エビ等の出汁等)が含まれるものを口にしない。および五葷(たまねぎ・ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、アサツキ)、酒アルコール類、たばこ等も一切口にしない。
健康志向のベジタリアンや戒律的な菜食主義と混同されがちだが、ORIBIOスタイルの「食」は、人の良心をあらわすものとして、本来食べるべきではないものは食べられないのである。
・動機
人間ははじめから動物を【食べ物】と認識している訳ではない。
動物は人間と同じ【生き物】で、殺すことはよくないに決まっている。しかもさらにそれを食べたりすることもかわいそうだということは、誰でも感じてはいる。
誰かに教わらなくても元々知っている良知である。 お釈迦様の説かれる不殺生も強制的な戒律ではなく、とても自然な理ではないか。
人間は自然そのもので、大自然である宇宙の一部分である。あらゆる生き物の命は等しく尊い。命に尊卑はない。殺される為に生まれた命などあるはずもない。人間は万物の霊長である。霊魂の長(リーダー)としての役割を果たし、世界平和について考え、働く知恵がある。
自分より弱いものを虐待したり、殺して食べては心が痛むはずだ。 人の教えや考えに迷わず、自らの良心の声に耳を傾け、心と身体のあるべき姿をとり戻すと、あらゆる能力や感性が自然に回復してくる。 自然と調和し、摂理を守り、共存共栄する生き方を、自然と選びとれるのも当然である。
ORIBIOは、「食べてはいけない」や「食べたくない(好き嫌い)」ではなく、【食べ物】しか食べないので「食べることが出来ない」のである。
日本人は犬や猫を【食べ物】と思わないので、「私は犬を食べないのよ。」とわざわざ言わないだろう。 犬も牛も猫も鶏もインコも豚もマグロもイルカも金魚もサンマも、ORIBIOスタイルの人はそれが【生き物】だから食べない、当たり前で普通である。
実際に、「牛を殺したお肉なんて食べたくない」といった事を親に告げる子供や、「家畜は食べられるが、ペットは食べられない」などの考えに疑問を持ちはじめるなど、ある日を境に、自然ORIBIOスタイルになっている人も少なくない。
また、ORIBIOスタイルの人は皮革製品、毛皮製品などの動物を殺して製造された物の利用や開発に動物実験を要した薬品や化粧品などの使用を避けている。
食の形態としては大きくベジタリアンに分類されているものの、ラクト・ベジタリアン(乳製品は摂る)、オリエンタル・ベジタリアン(仏教的戒律による。五葷は摂らない)、そしてアルコール類は摂らないといった特徴に加えて、革製品等食用以外の動物の利用も一切避ける、ヴィーガン(純粋菜食者)などがある。
完全な菜食を続けると、人によっては、肉・魚・卵・乳製品等の摂取により、下痢や嘔吐、皮膚の異常などをはじめとする体調不良や、食物アレルギー的症状を起こしたり、または五葷の臭みや刺激に耐えられなくなるなど、そういった物を受け付けない体質に変化することがあり、「体が軽くなった」などと形容されることも多く、また並行して考え方、価値観などが変化していくことが多い。
ORIBIOスタイルは禁欲・戒律的で偏ったベジタリアニズムにありがちな、肉を食べている人を非難することがないのは、あくまでもその人の良心の目覚めに依るのが自然だという考えだからだ。
殺していないという理由から乳製品も摂る人もいるが、現在の家畜の悲惨さから、幸せに育った牛のミルクしか飲めない等、あくまでも自由意思に基づいている。
ベジタリアンの哲学的思想
現代人は特に、刷り込みやステレオタイプ、それぞれの習慣などに疑問を持たないまま生活を送っていて、常に心の声に耳を傾けるということが少なくなっている。 事実、大きなストレスを抱える人、精神的な病気になる人が増えている。これは、本来の生き方からは程遠い。
現在、飢餓・食糧問題、水質汚染、地球温暖化、動物愛護などの観点からもベジタリアンになる人は世界的に増加傾向にあり、そういった情報から、ORIBIOスタイルに目覚める人も見られる。
アメリカでは年々若年層のベジタリアン化が進んでおり、現在のティーンエイジャーの約4分の1がベジタリアンであるとも言われており、海外・国内問わず、ベジタリアンになる人も近年増えている。
参考
~世界のベジタリアン (芸術家、作家、政治家、スポーツ選手、映画スター、ミュージシャン等)~